こんにちは!
杉澤です。
今回は
ストロークの手打ちを防ぐ 〜 体幹から腕に力を流して打つ方法 〜
です。
体幹から腕に力を流して打つ方法
よくコーチから
「リラックスして!」
「力まないで打とう」
と言われる事があると思います。
またコーチと自分はそれ程違わないのになぁーと思って
眺めている事もあるのではないでしょうか?
フェデラー選手のスイングを見ると誰が見ても力が抜けてリラックスしていますよね!
同じプロ選手でも力んでいるように見える選手もいます。
テニスのスイングは全て腕を通じてラケットに伝わり発揮されます。
この現象が見た人を紛らわしくさせてしまいます。
なぜならスイングは体を固定して腕だけを振ってもボールが打てるからです。
力の定義について
ここも出来るだけ簡単に説明します。
試しに腕をギュッと握ってみて下さい。
握力が効いている状態になりますよね?
この状態は力んで屈筋に力が入ると体幹に力が流れる状態にはなりません。
良い状態というのは発頸と言われます。
別に覚えなくても良いのでこういう物だと思っていて下さい。
これがコツです!
思いっきり筋肉に力を入れてボールを打つとどういう事が起きるか?
・打感が感じられなくなる
打感がなくなるわけではないが、とても荒い感触になり、コントロール感は出にくくなる。
・節々の筋肉に使用感が残る
筋力が足りない方は筋肉を傷めてしまう事もあります・スイングスピードが上がらない
腕に力が入っているのでラケットが走りません。
腕に力を入れていると力はスムーズにラケットに力を伝えていけません。
スピン量を増やす事も難しいです。
※例外として全力でダッシュしている時や追いつくのがギリギリの時などは
肘から先の「腕を振る力」のみを使って打つ事はあります。
ではプロのスイングはどうなの?
プロのスイングはスイングの終盤により
ボールにパワーを与える為に腕で力を加える事がありますが、
それは一般プレイヤーがやると制御ミスにつながるでしょう。
試合であれだけ打っているベルダスコも
練習ではかなりゆったり打っています。
試合
https://www.youtube.com/watch?v=ClOMrzhXthM
練習
体幹の動きを使ってスイングを導く
体幹の動きを使ってスイングを導くと
・ボールを掴まえて打ちやすくなる
(ホールド感アップ→コントロール感アップ)・スイングを加速出来る→スピンをかけやすくなります。
・腕が疲れにくい、使用感が少ない
連続的に同じスイングを再現するためには同じ力加減でなければなりません。
ミニコラム
私も一応指導員免許持っていますが
指導教程の過程に脱力の項目は入っていません。
厚いグリップ、薄いグリップの定義ばかり。。
大事ではありますが手の大きさの違いとその人の意識であまり役に立たないのに。
指導者がその辺りを指導できないのもこの辺にあると思います。
あとは指導者自身が出来てしまっている事は説明には入りませんね。
まとめ
一般プレイヤーが勘違いしてはならないのは
腕の役割とは足、体幹から発生したエネルギーをラケットに伝え、制御する事が役目です。
もちろん全く筋力がいらないわけではないですが
多すぎると重さになって邪魔になります。基準的には細マッチョの体が理想ですね。
まずは体幹を動かし腕に力を伝え、流し込む事が重要です。
腕は調整用という事ですね。是非意識して練習してみて下さいね!
かなりスイングの感覚が変わると思います。