こんにちは。
杉澤です。
ブリスベン国際でフェデラー選手は決勝に進出しましたね。
先回のヒューイットの記事でちょっと触れましたがフェデラーがラケットを変更というか試作タイプを使い始めてますね。
昨年途中でラケットを98inchに変更して痛い目に合っているので
今回はしっかり調整したんでしょうね。
マウとのダブルス
このダブルスでもフェデラーは半端ないタッチを見せてます。
ボレーの当たりが軽い印象ですね。
シャーデイとの試合
バックハンドスピンの飛びがいい印象です。
ただラケットが飛ぶようになると今度は抑えが効かなくなりアウトが出て来ます。
ここをどう調整していくかでしょうね。
またサーブはデュースサイドのスライスがとても浅くキレがあります。
これはあきらかにフェースが大きくなった効果でしょう。
さて今回は
フェデラーの熱力
について話していこうと思います。
熱力って?と思ったかもですが
これは高岡秀夫先生の用語です。
昨日のヒューイットの記事にもありましたが、
答えとしては試合でのパフォーマンスの発揮の仕方が上手いと言えます。
ヒューイットも明らかに無駄な力が抜けて来ています。
以前より静力が上がっています。
よくテニスを楽しんでますね。とか言ってますがそんな簡単な事ではないです。
楽しんだら勝ちたくないのか?そうではないですから。
そこを両立させているのがフェデラーです。
自分も選手として試合に出ていて難しいのは
「練習した事を試合で発揮する事」
文字で書くと簡単です。
しかしこれはヒジョーに奥が深いです。
最初からこれが出来ていれば、
全員トップパフォーマンスが発揮出来目標を達成しているでしょう。
出来ていないから結果に違いがあるのです。
自然体で試合に挑めている
変な力みがない
これはテニス中ではなく普段(テニスの試合以外での行動)を見ていて感じるのは
自然体が出来ているという事です。
気合いが入りすぎでもなく
リラックスし過ぎでもなく
という感じです。
中庸が出来ているとも言えます。
日常生活の中で焦る時ってありますよね?
あれは自然と体に力が入っているんです。
その状態で行動すると転んだり、角に足ぶつけたりした事ありませんか?
これは良い状態ではないです。
自然体の人はこれが少ないです。
状況に左右されにくいですからね。
ボールをここまで冷静な顔で見切っているのは、やはりフェデラーだけでしょうね。
もし皆さんが焦ったり、冷静さを失いかけたら
まずは数回でいいので腹式呼吸して下さい。
意識が腹にいくと状況が見えてきます。
そして自然体だとよく状況が見えてきます。
よく強い選手はコート全体を良くみていると言われます。
観客席も見えているという話もあります。
そして体に力が入っているという事は自然ではないですよね?
心の焦りが体に出ているのです。
普段のフェデラーはとてもフレンドリーでオープンで面白いキャラなのだそうです。
この動画見ると表れていますね。
熱量が適正
熱力が適正
要は気合いが入りすぎ、もしくはすぐに気合いが入ってしまう傾向かどうかです。
フェデラーはプレーを見ていてもカッとなってる感じがありません。
アガシやナダルは感覚的にはかなり熱くなるタイプですね。
これがダメではなくそういう体と心のタイプ、そしてやり方だという事です。
私は試合で両方やってみてますが静力が高い方が上手くいってますね。
皆さんも自分がどのくらいの配分でやるのがベストパフォーマンスになるのか
是非試してみて下さい。